スイス製カップリング導入物語 導入期編

第一回でご紹介した米本氏の「エアーツール導入物語」。その際、導入の鍵となったのはオエィカ社のスウィングカップリングという商品でした。今回はその商品を見つけ、米本氏が導入に至るきっかけを作った大河内氏にスポットを当て、スウィングカップリング導入期の話、またどのようにして後輩へ仕事を継承していくのかについてお話を伺いました。

商品名:オエティカ社 スウィングカップリング

目 的:ラインの末端までロスなくエアーを確保する

期 間:約半年

導入先:大手自動車生産ライン

効 果:エアールーツの機能を最大限に発揮させることによる省エネ化

関連ページ : オエティカ社 スウィングカップリング
http://www.haneda-shokai.co.jp/seihin/category05/swingcoupling/main/index.html

豊田営業部
大河内 忠勝

1977年入社。東京営業部で減速機を担当後、豊田営業部へ転勤。 1993年にはアトラスを担当。現在は車載の減速機を担当する一方、 新商品開拓チームのリーダーとして活躍。

インタビュー

佐藤:なんだかんだで半年くらい・・・ 我々はそういう作業を一緒にお手伝いしてデータを取る、実際に交換も手伝うなど、非常に手間をかけていますよね。

大河内:最初はですね。ただ上手くいけば、後は良い商品なので、お客様の中で一人歩きしていただけるんじゃないかと思いますし。

佐藤:その品番があってその番号を付けていただければ、自動的にうちに注文がくるという訳ですね。なるほど。大河内さんにとってオエティカはひとつの商材だったんですが、そこにはどんな面白さがありましたか?

大河内:エアー条件を改善するにはカプラーはほんの一部で、他にもホースとか色んな要因があります。きちっとしたエアー条件に改善しただけでも相当改善はされていたと思うんですが、全体に着目されてやった技術員の方も賢い人だったと思います。まあ、その考え方が理想のラインを構築したんじゃないかと。

佐藤:実際に結果が出て、確かにちゃんとトルクが出るねとか、早く締まるねっていうことは作業者は分かるんですか?

大河内:分かります。タイマーレンジで今まで3秒かかっていたのに1.5秒とか、半分くらいになったということがありましたから。

佐藤:なるほどね。

大河内:精神的にも楽になりますよね。パソコンと一緒で画面が変わるまで待ってるの3秒から1.5秒。シャットオフするまでの時間が3秒から1.5秒になれば・・・

佐藤:そういうのを見ていて大河内さんはどうだったんですか?

味方を広げていく営業マンの醍醐味

大河内:技術員の方から「喜んでましたよ」と間接的に聞くのももちろん嬉しいのですが、その技術員の方が社内でそれを発表されて、それが評価されて・・・そうすると、また彼と何かやりませんか、となった時に多分社内でもやりやすいポジションにいると思うんですよ。そういう人脈というか、まあギブアンドテイクですけどね、そういう味方を一人でも多く作っていけばいいんじゃないかなと。それが本当の商売と言いますかね。

佐藤:うーん、なるほど。まあそこが我々の仕事の醍醐味でもありますね。

大河内:いかに自分の味方を作るか。

佐藤:実際に、その商品で良い結果が出るのも確かに嬉しいことだけど、それをやってくれた人が社内で評価が上がって偉くなっていけば、また次に声を掛けていただける。また一緒に仕事がやれる、というのが仕事の、営業マンの醍醐味ですよね。
そろそろ最後なんですけど、これから今後こういう事をやりたい、なんか面白そうだなと思うことはありますか?

羽根田のDNAを継承していくということ

大河内:そうですね、今はちょっとこの自動車メーカーさんを離れていて、車の部品屋さんとコンタクトさせていただいています。やっぱりメーカーさんも社内的に車の作り方に関して、今後どんなふうにやっていこう、ということもありますし、車自体がどう変わっていくのか、ハイブリッドなのか、燃料電池なのか。だから、これから進もうという色々な選択肢の中の「将来この技術がコア技術になるだろう」というとこは絶対についていきたいなと思っています。そこに今のうちから種をまいてビジネス参入する。それで広範囲に技術を売っていければずっと続いていくんじゃないかなと。それが羽根田のDNAとして続いていけば・・・。まあ我々が先輩のそういうDNAを引き継いでツールを販売して、今度は新しい種をまいて後輩に継承していく。これをきちっとやれていけば、商品は売れるんじゃないかと。
それに対してエアーツールは今、電気に変わってきてますからね。エアーツールっていうのは本当に少ないと思うんですけど。だから電気は電気のメリットを活かして、どういうとこにコミットしていくか、ということも考えていかなければいけないですし。ですから今度は組み付け自体が、管理ツールが・・・まあ無くなりはしないだろうけど。じゃあどこまで、自動化ロボットとか人間じゃないものでやっていくようなかたちになっていくのか、その辺りの生産の考え方に、できるだけ早めに情報を取って、我々としてはそのニーズに対応したものを一緒に提供していかないといけない。まあ逆にきちっと提供していけば、メシは食っていけるんじゃないかと。(笑)

佐藤:(笑)なるほどわかりました。どうもありがとうございました。